こんにちは。
フリーイラストレーターの熊谷ユカ(@kuma_yuka___)です。
- イラストレーターになりたて!初めて依頼が来たけど、どういうふうにやり取りを進めていけばいいんだろう…。
- イラストの依頼を請負ってみたいけど、流れがわからないな…。
- 気になってるイラストレーターさんにイラストを依頼してみたいけど、初めてだしやり取りが不安…。実際に、どんなやり取りをするんだろう…?
今回は、こんな悩みにこたえる記事です。
この記事では、私が普段行っているイラストのご依頼のやりとりの流れを、例もふまえてご紹介します!
これからイラストを依頼してみたい方、依頼を請負ってみたい方はぜひ参考にしてみてください!
実際のご依頼のやり取り
参考までに、私がイラストのご依頼をいただいたときのやり取りを紹介します。
今回は「アイコン用イラスト制作」の場合を例に説明します。
イラストのご依頼をしてみたい方、ご依頼を受けたい方は、「こんな感じなんだ~」という程度にご覧いただけると嬉しいです!
※ちなみにやり取りはすべてメールで行っています。
※吹き出しのセリフは例です。
①ご依頼をいただく
まず初めに、お問い合わせフォームや、Twitter・InstagramのDMからイラストのご依頼やご相談をいただきます。
※私の場合はお問い合わせフォームからのご依頼が多いです。
Twitterで使用するためのアイコン用イラストを制作してほしいです!
金髪ロングの女の子でお願いしたいです…!
お値段はどれくらいになりますでしょうか?
②内容精査・お見積もり
ご依頼の内容を確認し、お引き受けできるかどうか判断します。
そのあと、ご依頼の内容に合わせて見積もりを出します。
この度はご依頼ありがとうございます!ぜひ描かせていただきますね✨
金額についてですが、アイコン用イラストの基本料金は3000円となっております。
背景、小物、人を追加する場合は、基本料金+1000円となります。
了解しました!
背景、小物、人は今回は追加なしでお願いします。
③ご購入
お見積もりにご納得いただけたら、イラストを前払い&銀行支払いで購入していただきます。
※ご購入のタイミング(後払い?前払い?それ以外?)や、お支払い方法については、イラストレーターさんによって異なります。私の場合は前払い&銀行支払いとさせていただいております。
それでは、基本料金の3000円を、前払い&銀行支払いでお願いいたします。
以下、銀行口座情報となっております。…(略)
支払い完了いたしました!ご確認よろしくお願いいたします
④ヒアリング
続いて、ご依頼内容の詳細をお聞きしていきます。
主に、前回のメールではわからなかった詳細な点(髪型、髪色、ポーズ、背景の有無、小物の有無、人数、性別、服装…etc)をお聞きすることがほとんどです。
すでに決まったイメージがある依頼主様には、参考画像を送っていただいたりします。
逆にイメージがなかなか定まっていない依頼主様には、一緒にご相談に乗ったりもします。
金髪ロングの女の子…ということでしたが、ポーズ、服装はどのようにいたしましょうか?
ポーズは右手で髪を触っている感じで、服装は添付した画像のような服装でお願いします!
場合によっては、「おまかせ」でお願いします!と言われることもあります。
⑤ラフの提案
ヒアリングした情報をもとに、「ラフ」を制作していきます。
イラストレーターさんによって異なりますが、私は「カラーラフ」という色付きのラフを提案させていただいております。
こんな感じでラフが仕上がりました!
大まかな雰囲気や色味など、ご確認いただければと思います。
気になる点等ございましたら、お気軽にお申し付けください!
うわあ、すごくいいです…!ありがとうございます✨
1つだけ、全体的な色合いを少し明るくしてほしいです…💦
こんなふうに、ラフの時点で依頼主様のイメージにより近づけられるよう、何度か修正を行うこともあります。
依頼主様が納得できるまで、修正をしていきます。
※修正があまりに多い場合は追加料金をいただくことにしておりますが、実際にそういったことは今まで1度もありませんでした。
⑥完成画の提案
ラフにご納得いただけたら、次は完成画を制作&提案していきます。
ご依頼いただいておりましたイラストが完成いたしました✨
こんな感じで大丈夫でしょうか…?
ご確認よろしくお願いいたします。
大丈夫です…!ありがとうございます。
こんなふうに一発で通ることもありますが、ラフのときのように何度か修正をすることもあります。
⑦イラスト納品
最後に、イラストを納品してやり取り完了です!
私の場合は、メールで画像を添付してお送りしています。
それでは、こちらのイラストを改めて納品させていただきますね!
PNGとJPG、両方遅らせていただきます。
この度はご依頼ありがとうございました…!
機会がありましたら、またお願いいたします😊
こちらこそありがとうございました!
吹き出しの例は少し省略してありますが、イラストのご依頼の流れはだいたいこのような感じです。
次は、イラストを依頼する側、受注する側が「やり取りをする中で気を付けたほうがいいポイント」を紹介していきます。
受注する側が気を付けたほうがいいポイント
イラストのご依頼を請け負う側からの視点で、やり取りをする際に気を付けたほうがいいポイントを3つご紹介します!
①ご購入のタイミングをしっかり提示しておく
1つ目は、ご購入のタイミングをしっかり提示しておくこと!
前払いなのか?後払いなのか?などなど、依頼主様にイラストを購入していただくタイミングを前もって提示しておくことが大切です。
ご購入のタイミングをしっかり提示することで、金銭トラブルを防ぐことができます。
②納期に間に合わせる
2つ目は、納期に間に合わせること!
当たり前と言えば当たり前なのですが、納期に確実に間に合わせるということも、もちろん大事です。
締め切りをしっかり守ることで、依頼主様との間に信頼を築くことができます。
また、納期は少し余裕をもって設定しておくと安心です。
③依頼主にもわかるようなラフを描く
3つ目は、依頼主様にもわかるようなラフを描くこと!
趣味や練習でイラストを描く場合は、抽象的なラフを描くことが多い…という方も結構いらっしゃるはず。
個人で描く場合はそれでも良いのですが、ご依頼されたイラストの場合は、依頼主様が理解できるラフを制作するのが鉄則です。
あまりにも丁寧なラフを制作する必要はありませんが、最低限全体的な雰囲気や構図をしっかりと共有できるようなラフを制作したいところですね。
できれば色を付けた「カラーラフ」を制作するのがおすすめです。
依頼する側が気を付けたほうがいいポイント
続いて、イラストを依頼する側からの視点で、やり取りをする際に気を付けたほうがいいポイントを2つご紹介します!
①ヒアリング時にご依頼内容の詳細をできるかぎりきちんと伝える
1つ目は、ヒアリング時にご依頼内容の詳細をきちんと伝えること!
抽象的な言葉ではなく、できる限り細かい情報をお伝えいただけると助かります。
また、参考画像などあるとよりわかりやすいです。
②修正してほしい部分を具体的に伝える
修正内容も具体的にお伝えいただけると助かります。
まとめ
今回の内容を、さらっとまとめてみました。
さいごに
はじめてイラストレーターさんにイラストを依頼したり、依頼を受けたりするの、緊張しますよね…。
私もはじめて依頼を受けたときは、「この流れでいいのかな?」と不安がたくさんありました。
しかし、何回も依頼を受けていくうちに、やり取りの「型」のようなものが確立できて、今は安心して依頼を受けることができるようになりました。
今回ご紹介したのは私なりの方法でしたが、多くのイラストレーターさんはこんなふうにやり取りしているはずですので、ぜひ参考にしてみてください!
twitterでは、熊谷ユカの作品をアップするほか、イラストの描き方やブログのあれこれなどをつぶやいています。
イラストを定期的にupしていますので、よかったらフォローよろしくお願いいたします!
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