こんにちは。
フリーイラストレーターの熊谷ユカ(@kuma_yuka___)です。
- 毎日絵を練習しているけど、なんだか最近、絵を描くのが「しんどい」と感じてしまう。
- 自分の絵と他人の絵を比較してしまってしんどい…。
- 昔はもっと自由に絵を描いていたのに、最近は少し絵を描くのがしんどくなってるかも…。
今回は、こんな悩みにこたえる記事です。
はじめは楽しく描いていたはずの「絵を描く」という行為が、ときどきしんどくなってしまう…。
本気で絵を練習したことのある人なら、一度は陥る状況かもしれません。
この記事では、
- 絵を描くのがしんどくなってしまう理由
- 絵を描くのがしんどくなったときに効果のあった対処法5つ
についてお話します。
絵を描くのがしんどいと感じている方の助けになれば幸いです。
絵を描くのがしんどくなってしまう理由
はじめは楽しんで絵を描いていたはずなのに、なぜあるとき「しんどい」と感じてしまうのでしょうか。
私は、こう思います。
「描きたい」という気持ちが「描かなくちゃ」という気持ちに変わったとき、絵を描くのがしんどくなってしまうのではないか?と。
どういうことか、もう少し掘り下げてお話していきますね。
少しの間、あなたが絵を描いたばかりのことを思い出してみてください。
絵を描きはじめたばかりのころって、割と何を描いても楽しかった記憶がありませんか?
はじめは、
- 「こんなモチーフを描いてみたい」
- 「この描き方、楽しそう!試してみたい…」
- 「もっと勉強したい…!」
こんなふうな前向きな気持ち――つまり「描きたい」という気持ちがベースになっているんですよね。
技術的には下手でも、絵を描くうえで一番大事な「描きたい」という気持ちを持っているのが、絵を描きはじめたばかりの人の特権です。
しかし、絵を描き続けていると、「描きたい」という気持ちがなくなってしまうような出来事に遭遇することがあります。
例えば、Twitterのタイムラインに上手くてセンスのある絵が流れてきて、自分の絵がかすんで見えてしまったり…。
練習すればするほど、自分の絵の「下手さ」が気になってしまったり…。
そんな出来事を経験するうちに、少しずつ、「描きたい」という気持ちが「描かなくちゃ」という義務感みたいな気持ちに変わってしまうことがあります。
- 「自分はまだまだだ…」
- 「○○さんはもっと上手に絵を描けるのに、どうして自分は…」
- 「もっとうまく描かなくちゃ」
つまり、以前より絵が上手くなったがゆえに、自分の「足りない部分」に目を向けてしまっているんですよね。
少し長くなりましたが、結論としては、絵を描くのがしんどくなってしまう理由は、
「描きたい」という気持ちがいつのまにか「描かなくちゃ」という気持ちに変わってしまったから
なのです。
それでは、どうすれば「しんどい」状況から抜け出すことができるのでしょうか?
それは、「描きたい」という純粋な気持ちを取り戻すこと、です!
絵を描くのがしんどくなったときに効果のあった対処法5つ
それでは、「描きたい」という気持ちを取り戻すために効果のあった対処法を、5つご紹介します。
①前回の絵と今回の絵を比較して、「上手くなった」と感じる部分を書きだす
1つ目の対処法は、前回描いた絵と今回描いた絵を比較して、「上手くなった」と感じる部分を紙に書きだすこと。
「描かなくちゃ」という気持ちが強いときは、自分の絵の「ダメな部分」に目を向けてしまいがちですが、書きだすことで自分の絵の「良い部分」に目を向けることができます。
例えば、前回描いた絵と比べて、
- 線が丁寧に描けている
- 表情が生き生きして見える
- 影のつけ方が上手くなった
…というように、できるだけ具体的に「上手くなった」と感じる部分を書きだしてみましょう。
②少しの間、絵から離れる
2つ目の対処法は、少しの間絵から離れること。
「描かなくちゃ」という気持ちを減らして、「描きたい」という気持ちを増やすには、少しの休息が必要だったりします。
意図的に絵から離れると、しだいに「描きたい」という気持ちが強くなるのです。
③少しの間、SNSから離れる
3つ目の対処法は、少しの間SNS(Twitter、Instagramなど)から離れることです。
(②の対処法は「絵」から離れることでしたが、③の対処法は絵は描き続けるかわりに、「SNS」から離れるというものです。)
SNSは、自分の絵を多くの人に見てもらえるありがたいツールですが、人と比べてしまう原因にもなります。
「描かなくちゃ」という気持ちは、他の人と比べて自分の絵を描く能力が劣っているという自覚から引き起こされている場合があるので、少しの間SNSから離れ、自分の絵に集中してみるのもおすすめです。
④自分が今まで描いた絵を1つずつ、具体的に褒める
4つ目の対処法は、自分の過去絵を1つずつ具体的に褒めるというものです。
「描かなくちゃ」という気持ちが心の中を占めている場合は、自分の絵の魅力に気づくことができません。
自分の作品を具体的に振り替えることで、自分の絵の魅力に気づくことができ、結果的に「描きたい」という気持ちを呼び起こすことにつながります。
- この絵は、色合いが柔らかくて素敵
- この絵は、バランスはいまいちだけど、表情がとっても良く描けてる
…というふうに、自分の絵を褒めてあげましょう。
⑤有名イラストレーターさんのインタビュー・経験談を読む
5つ目の対処法は、有名イラストレーターさんのインタビュー・経験談を読むことです。
インタビューや経験談を読むと、今でこそ華々しく活躍しているイラストレーターの方々も、「しんどい」時期があったのだと気づかされます。
私も、絵を描くのがしんどい時期は、よく自分の尊敬するイラストレーターさんのネットでのインタビューや本などを読み、励まされていました。
今まで紹介した4つの対処法とは少し違いますが、意外と効果のある対処法なので、ぜひ試してみてほしいです。
まとめ
今回の内容を、さらっとまとめてみました。
さいごに
今回は、絵を描くのがしんどくなってしまう理由とその対処法についてお話ししました。
しんどい状況は、絵に真剣に向き合っている方なら1度は訪れる状況だと思います。
しかし、その状況にどう対応するかにより、その人の絵の魅力は変化していくのだとも思います。
ぜひ、自分に合った対処法を試してみてください!
Twitterにいることが多いです。
イラストを定期的にupしていますので、よかったらフォローよろしくお願いいたします!
コメント