『絵はすぐに上手くならない』を読んだら方向性が定まった。【漠然とした練習法に不安を感じている方におすすめ】

考え方

こんにちは。

フリーイラストレーターの熊谷ユカ(@1z5gItoZnEBCtcD)です。

絵を勉強していると、

  • 何となく模写を続けてるけど、これでいいのかな…?
  • 毎日練習してるんだけど、なかなか絵がうまくならないなあ。

…なんて、練習の進め方について悩んだりしますよね。

熊谷ユカ
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私はまさにその状態でした…。

しかし、今回ご紹介する『絵はすぐに上手くならない』のおかげで、何とか解決の糸口が見えてきました。

熊谷ユカ
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偶然手に取った本でしたが、これは…大当たり!

この記事では、『絵はすぐに上手くならない』の要約や感想などをご紹介します。

本まで読むのはちょっと…という方は、要約だけでも目を通してみてください~!

『絵はすぐに上手くならない』とは

この本はいわゆる技術書ではなく、ずばりこういう本です。

絵を勉強する上での思考法について書かれた本

そもそも「絵が上手い」とはどういうことか?という基本的な疑問から始まり、効率的な練習の進め方までがわかりやすく整理されており、とても満足できる内容でした。

筆者は成富ミヲリさん。

アニメーションやデザイン、イラスト制作を行うかたわら、プロ向けのデッサンスクールを開講しておられる方です。

本書を読んでみての感想

(前置き)自分の「練習の進め方」に自信がなかった

私はつい最近まで教育大学に通っていたので、今までの絵の勉強はほぼ独学です。

勉強ツールは主に本やネット。

絵に関するたくさんの情報を前に、「この練習法で合っているのかな…?」と疑問に感じる場面がたくさんありました。(独学している方ならあるあるかも…。)

デッサンや模写などの色々な練習法を、どう総合的に組み合わせていけばいいのかがわからなかったんですよね。

日々練習を積み重ねていく中で、「私は今どこを歩いているのかな?」と、ゴールの見えない不安が常に隣り合わせでした。

本書に出会った

「練習の進め方」に悩んでいた中で偶然出会った、『絵はすぐに上手くならない』。

熊谷ユカ
熊谷ユカ

これこそ今の私に必要な本だ!

…と確信しました。

  • 絵を描く上で必要な能力
  • 自分に足りない能力を知る方法
  • 足りない能力をうめるための練習メニューの組み方

…など、知りたかったけどなかなか見つからなかった内容が詰まっていました。

要約

本の内容を、大まかに要約していきますね。

これから本を読むかどうかの参考にしていただけると嬉しいです!

第一章 絵を描く能力とは

この章では「絵が上手い」とはそもそもどういうことか?という大前提が掘り下げられています。

成富さん曰く、上手く描けないときは、

「目・脳・手」のいずれかに問題がある

そうです。

どういうことか、説明していきますね。

絵が上手くなる段階

「絵が上手い」とはどういうことかを掘り下げるにあたり、「絵が上手くなる段階」について考える必要があります。

ステップ1「対象物をあまり見ていない絵」

初心者の方は、「思い込み」で描いていることが多いそう。

見えていないものは、描けません。

対象物をよーく観察することが、上手く描くための第一歩ということですね。

ステップ2「よく見ているけど整頓されていない絵」

「見ること」はできるようになりましたが、情報が整頓されておらず、不必要な情報まですべて描きこんでしまいます。

丁寧に描いたのに、完成度がいまいちな絵ってありますよね…。そういうことか…!

ステップ3「たくさんの情報の中から必要なものだけを描いている絵」

目で受け取った情報を、脳が適切に選別できるようになると、すっきりとした絵になります。

すべての情報をとにかく描くステップ2より、負担も少なくて済みそうです。

ちなみに、絵における個性は情報を選別する際の個人差、だそうです。

個性とは、意識しなくても自然とにじみ出てしまうもの…なのです。

熊谷ユカ
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結論としては、「絵が上手い」=「ステップ3の状態」となります。

ステップ3を目指そう!という感じですね。

第二章 描画能力を分解する

この章では、絵を描くという能力を分解したうえで、自分の能力を診断します。

絵を描く上で習得可能な能力

全部で8つの能力があります。

8つの能力
  1. アイディア:アイディアの質・量が安定している能力
  2. オリジナリティ:独創性(感覚型と研究型の2タイプがあります)
  3. 形状ストック:覚えている形状の量
  4. 構図構成力:全体を見てバランスをとる能力
  5. 形を取る能力:自身の絵の狂いを発見し修正する能力
  6. 立体を把握する力:陰影描写を含む立体感を把握する能力
  7. テクニック:「線」を自由に扱える能力
  8. 完成させる力:集中力・継続力・自己管理能力を総合して完成させる能力
熊谷ユカ
熊谷ユカ

「上手い絵」は、たくさんの能力が掛け合わさって作られているんですね。

自己診断テスト

それぞれの能力が自分にどれだけ備わっているか、簡単な診断をすることができました。(以下のような質問に答えていきます。)

アイディア(当てはまるものに〇)
空想がとても好きだ
雑誌やテレビ、新聞など、雑多な情報をよく見る
日記やSNS、手帳などに、今日あったことをよくメモする
新しいものが好きだ
人と会ったり話を聞いたりするのが好きだ
「能力別自己診断シート」より一部

こうした結果をもとに、レーダーチャートを書いていくんです。

ちなみに私のレーダーチャートはこのような感じでした。

その他にも、8つの能力について理解したうえで、職業ごと(イラストレーター、デザイナーなど)に必要な能力がレーダーチャートでわかりやすく説明されていました。

熊谷ユカ
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私がなりたいのは「イラスト系」でしたが、向いているのは「マンガ・アニメ系」か「デザイン系」なのでは?ということもわかりました!

第三章 トレーニング方法

この章では、第二章での診断結果をもとに、自分に合った練習方法を組むことができます。

「能力別トレーニング早見表」と「弱点別トレーニング早見表」という便利な表があり、今やるべき練習が一目でわかりました。

以下は、「アイディア」という能力を伸ばすための効果的なトレーニング・目的と留意点です。

効果的なトレーニング目的と留意点
スクラップブッキングスケッチ入りのネタ帳を作ってもよい
形状記憶クロッキーアイディアの引き出しを増やす
写真ネタ探し、資料作成、ブッキング用
作品鑑賞絵に限らず、芝居、音楽、小説、映像も鑑賞
「能力別トレーニング早見表」より一部

章の最後には、習得が難しいとされる「色や感性(センス)」について成富さんの考えが述べられていて、非常に参考になりました。

第四章 事例集

この章では、成富さんが設定した架空の人物たちの悩みを紐解きながら、それぞれにあった練習法を考えていきます

自分が練習法を組み立てる際のヒントになると思います。

今後の方針を立ててみた

本を読み終え、自分に足りない能力や、これから取り掛かるべき問題が具体的に見えてきました。

レーダーチャートによると、今の私に足りない能力は

  • 構図構成力
  • 形を取る力
  • 空間認識力
  • テクニック

です。

「能力別トレーニング早見表」を参考に、これから取り掛かる練習を具体的に考えてみました。

今後の方針
  • デッサン(精密デッサン)
  • クロッキー
  • パースの知識をつける
  • 模写(写真模写&作品模写)

もちろん作品制作は今まで通り続けていきます。

それぞれの練習法は割愛しますが、とりあえずは入門書を購入してじっくり勉強しようかなあと思っています。

今まで、独学のツールとしてはネットの比重が大きかったのですが、やっぱり本を使ったほうが、基礎から順序立ててしっかり学べるので…。

熊谷ユカ
熊谷ユカ

ケチらないで買います!(笑)

まとめ

「絵はすぐに上手くならない」を読む前は、「本当にこの練習法でいいのだろうか…」ともやもやしていたのですが、この本を読んだことで、自分にとって効果的な練習法が見えてきました。

こういう「思考」や「練習法」について焦点を当てた本って、意外と少ないんですよね。

一読して損のない内容だと思います!

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