こんにちは。
フリーイラストレーターの熊谷ユカ(@kuma_yuka___)です。
- 最近人間関係に疲れてるかも…
- 友達も多くて信頼されやすいタイプだけど、人のことばかり気にして自分の時間が取れていないかも…
今回は、こんな悩みにこたえる記事です。
人間関係に疲れたと感じている方は、「人間関係をドライにする」のが手かもしれません。
誤解されがちですが、「人間関係をドライにすること」=「他人に冷たく接すること」ではありません。
むしろ、逆です。
ドライにすることで、本当の意味で自分にも他人にも優しくできるのだと、私は考えています。
この記事では
- 人間関係がドライとは?
- 人間関係をドライにするメリット5つ
- 人間関係をドライにする方法3つ
をお伝えします。
「人間関係がドライ」とは
はじめに、「人間関係がドライ」とはどういうことか?に触れてみます。
私は
「人間関係がドライ」=「他人との線引きがはっきりできていること」
だととらえています。
「自分は自分、他人は他人と割り切れること」、「人に依存せず自立していること」…などと言い換えることもできます。
すこしわかりづらいので、2つほど例を挙げて説明していきます。
例①:何かに悩んでいるとき
あなたが何かに悩んでいるとします。
何かに悩んでいるとき、どんな行動を取るでしょうか?
一般的には、すぐに友達や恋人、親などに相談する場合が多いかもしれません。
一方、人間関係がドライな人は、すぐには相談しません。
自分でしっかり考え、どうしても答えが出なかったとき、初めて人に相談する…というパターンが多いです。
例②:愚痴が多く依存的な友達がいて、少し困っているとき
あなたの友達のうちの1人が、愚痴が多く依存的なタイプだったとします。
あなたはその友達との関係を続けるでしょうか?
一般的には、関係を断つことは難しく、だらだらと惰性で付き合ってしまうことが多いかと思います。
一方、人間関係がドライな人は、自分の意思を優先して、徐々に友達と距離を置くことができます。
このように、「人間関係がドライ」とは、「自分と他人のテリトリーをはっきりとわけられるということ」です。
人間関係をドライにするメリット5つ
ここまで、人間関係がドライとはどういうことか?についてお話しました。
次は、人間関係をドライにすると何がいいのか?についてお話していきます。
①自分の時間を有効に使える
人間関係をドライにすると、自分の時間を有効に使えるようになります。
なぜなら、「楽しい」「必要だ」と思えない人間関係に費やす時間が減るからです。
例えば、気乗りしないお誘いにやんわりと「NO」と言えるようになれば、その時間を自分の好きなことに使えます。
時間は有限ですから、本当に大切なことに使いたいですよね。
②他人から信頼される
人間関係をドライにすると、意外と他人から信頼されやすくなります。
人間関係がドライな人って、自分にとって大切なことや人を理解したうえで、大切なことや人に時間を使っています。
逆にそれ以外のものは、さらっと受け流しています。
だから、いわゆる八方美人的なふるまいはしません。
その「一貫した姿勢」が、人に信頼感を与えるのだと思います。
③尊敬できる人や自分と合う人が寄ってくる
人間関係をドライにすると、自分が尊敬する人や自分と価値観が合う人が寄ってきます。
人間関係がドライな人は、「ここぞ!」というときは自分の意見をはっきり伝えるんですよ。
そして、その意見に共鳴した人が寄ってくることが多い。
やっぱり本音を伝えるのは大事ですね。
④本当の意味で優しくなれる
人間関係をドライにすると、本当の意味で優しくなれます。
なぜなら、「他人との線引きができる」=「他人を否定せずに尊重する」ということだから。
例えば、友達と少し意見が合わなくても、
「そういう考えもあるんだな」
とドライに受け取ることができます。
⑤自立できる
人間関係をドライにすると、自立できます。
なぜなら、人間関係がドライな人は自分の問題を自分で解決しようとするからです。
人はそれぞれ問題を抱えています。
どうしても問題を解決できない場合は、人に頼るのもいいと思うんですよ。
でも、簡単な問題をそのつど他人任せにしていたら、その人がつらい。
自分で解決できる問題を解決できるようになると、自然と自立していくと思います。
人間関係をドライにする方法3つ
最後に、「どうやったら人間関係をドライにできるのか?」についてお話していきます。
大きくわけて、3つの方法があります。
すべて「他人と自分の線引きをする」ために行う方法です。
①「課題の分離」を意識する
「課題の分離」とは、『嫌われる勇気』という本に出てくる考え方です。
「自分の課題と他人の課題をわけて考える」という、アドラー心理学の理論の1つですね。
ちなみに課題とは、日常生活において「壁」となる出来事のことです。「悩み」と言い換えてもいいかも。
そして、
自分にコントロールできるもの…自分の課題
自分にはコントロールできないもの…他人の課題
…という扱いになります。
つまり、「課題の分離」とは自分の努力で変えられないものではなく、自分の努力で変えられるものに目を向けるということです。
「課題の分離」に関しては、深く説明すると長くなってしまうので、ここまでにしておきます。
気になった方は、こちらの記事が参考になったので、見てみてください。
②自己満足を意識する
人間関係をドライにするには、自己満足を意識することも大事です。
言い換えると、承認欲求をなくすということでもあります。
つまり、「他人に認めてもらいたい」「○○さんより優位に立ちたい」などの気持ちをなくすということですね。
承認欲求は、ドライな関係作りの邪魔をしてしまいます。
自己満足することで、他人との線引きを円滑に行えるようになります。
③付き合う人を選ぶ
逆説的ですが、人間関係をドライにするためには、なるべく自分が一緒にいたいと思う人に自分からアプローチするのが大切だと思います。
「人間関係をドライにする」=「すべての人と淡白に接する」わけではないからです。
自分と他人との距離感を自由に操れるようになることが、人間関係をドライにすることだと思います。
つまり、自分にとって大切な人を大切にするということです。
まとめ
今回の内容を、さらっとまとめてみました。
さいごに
今回は、人間関係に疲れた人は、人間関係をドライにしてみるのが手かもしれないよ!というお話でした。
「すべての悩みは対人関係から生じる」なんていう言葉もあるくらいですから、人間関係をドライにできたら、悩みも少なくなるかもしれません。
しかし正直なところ、すぐに人間関係をドライにするのは簡単ではありません。
少しずつ、自分のラクな範囲で意識するだけでも変わってくるのではないかなあという感じです。
私は年々ドライになってきているような気がします(笑)
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