こんにちは。
熊谷ユカ(@kuma_yuka___)です。
イラストを勉強すると、必ず突き当たる壁、それは「絵柄」…!!
- 毎回絵柄が定まらないんだよなあ…。
- やっぱり絵柄って、1つに統一したほうがいいのかな…。
なんて、悩んじゃったり…。
…わかります。
私も絵柄についてはかなり悩みましたし、今も試行錯誤中です。
ということで、終わりのない絵柄問題に終止符を打つべく、今回記事を書きました。
絵柄についてのあれこれを綴ってみたので、ぜひ読んでみてください。
絵柄とは
そもそも「絵柄」って、何でしょうか?
- 毎回絵柄が変わっちゃうんだよね…。
- なんだか自分の絵柄が好きになれなくて…。
なんて、日ごろから何気なく使っていますが、なんだかあやふやなイメージですよね。
私も「けっきょく絵柄ってなんだろう…?」と過去に悩んでいました。
そんなとき、偶然見つけた「ヘタウマ工房さん」の記事が大変参考になったので、ご紹介します。
ヘタウマ工房さんいわく、「絵柄とは技法の組み合わせである」とのこと。
うーん、これ、非常に納得したんですよね~!
どういうことか、簡単に説明しますね。(詳しく知りたい方は、ぜひ元記事をご覧ください)
「絵柄とは技法の組み合わせ」?
私が描いた2つのイラストを見てください。
絵柄、違いますよね?
2つの絵に使った技法をいくつか説明します。
…こんな風に、それぞれ使っている技法がかなり違うんですね。
技法の組み合わせ方により、絵柄は無限に作り出せます。
つまり、絵柄を統一する=技法を統一するということになりますよね!
絵柄は統一すべき?
絵柄の正体がわかったところで、次はこの「絵柄は統一すべきか否か問題」が浮き上がってきます。
絵を描く人なら、一度は悩む問題ですよね…。
結論は、
絵を趣味で描いている人:統一したかったら統一する
絵を仕事で描いている人:自分の目指すイラストレーター像によって変わってくる
です。
趣味で描く場合、何を描くのも100%自由ですよね。絵柄についても、究極自由にしていいと思います。
何だか統一したくなってきたなあ…統一するかなあ~
みたいなゆるい感じで(笑)
ただ、仕事として描く場合、それではいけないのですよね…。
後者について、少し深堀りしますね。
イラストレーターは2種類ある
まず、イラストレーターは大きく2種類にわかれます。
それは、「作家ベース」のイラストレーターと、「商業ベース」のイラストレーターです。
私はこのわけ方を、「トラノスケさん」の記事から知りました。
自分の目指すイラストレーター像により、絵柄を統一すべきか否かが決まります。
どういうことか、説明していきますね。
作家ベースのイラストレーターとは?
トラノスケさんの記事から、引用させていただきます。
以下が、作家ベースのイラストレーターの特徴です。
作家性や個性を活かしてファンを獲得し販売につなげる。
イラストレーターの作家ベースと商業ベース
ちなみに特徴は以下の通り。
- 希少性が高いため高単価。
- メインビジュアルの仕事が多い。
- ブランディングがし易い。
- 描くものの自由度が高い。
- 売れると有名になれる。
- 突出した個性や表現力や技術力が必要。
- 安定しづらい。
- 有名になるまでの道のりが遠い。
- 流行りがあるため継続や維持が難しい。
ツイッターやpixivで人気を博している絵師さんは、こっちのタイプではないでしょうか。
商業ベースのイラストレーターとは?
クライアントの要望に付随したイラストを描いて報酬を得る。
イラストレーターの作家ベースと商業ベース
これが、商業ベースのイラストレーターです。特徴は以下の通り。
- 仕事の数が多い。
- 要望に沿えばクオリティに突出する必要がない。
- 収入が安定し易い。
- 仕事さえあれば特に有名になる必要がない。
- 駆け出しでもお金にし易い。
- 描くものの自由度が低い。
- カットの仕事が多いので単価が低くなりがち。
- イラスト技術以外の部分の能力が重要。
- 市場も大きいが競合も多い。
メディアには露出せず、派手ではないけど安定しているイメージですね。
このように、目指すイラストレーター像によって、絵柄を統一すべきか否かは変わってきます。
次は、絵柄の見つけ方について説明していきますね!
自分の絵柄の見つけ方
簡単に言うと、「集める→分ける→分析する→まねる」です。
自分の中で「理想の絵」を明確にし、練習してそこに近づけていくイメージですね。
1.集める
「好き・惹かれる・描きたい」と思えるイラストを片っ端から集めます。
ピンタレストを使うのがおすすめですよ~!
※仕事で描く場合は、「好き・惹かれる・描きたい」という要素に加え、「需要がある・無理なく描けそう」という要素も重視してみるとよいと思います。
2.分ける
集めたイラストを、グループ分けします。
※「髪の塗り方が好きなグループ」「線の描き方が好きなグループ」…という感じで。
3.分析する
同じグループ内で共通する特徴を、言語化します。
※「色味が淡い」「髪の描き方が繊細」…という感じで。
言語化された特徴が、いわゆる「技法」です。
4.まねる
言語化した特徴を参考に、理想の絵に近づけるべく自分のイラストを描き続けます。
描き終えたら、理想の絵とどこが違うのか、比較・検討を必ずしましょう。
何回も描き、10枚ほど安定して描けるようになれば、絵柄が身についたと言えるのではないでしょうか。
絵柄は変わっていくもの
矛盾するようですが、絵柄って、基本的に変わっていくものだと思います。
なぜなら、絵を勉強し続けると「成長する」から。
画力もめきめき上がるだろうし、良いものにたくさん触れて、美的基準も変化していくでしょう。
プロの漫画家さんとかも、連載初期と今ではかなり絵柄が変わったという方、いますよね。
絵柄が変わることは、「成長」です。
(ただ、仕事にする場合は、ある程度自覚的に統一させておくほうがよいのでは?という意見ですね…。)
まとめ
今回の内容を簡単にまとめてみました!
さいごに
絵柄を統一させる作業は、基本的に一生続いていくものだと思います。
その理由は、先ほど述べた通り。
私たちは成長し続けるからです。
一生続くものだからこそ、絵柄を試行錯誤する「過程」まで楽しめるといいですよね!
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イラストを定期的にupしていますので、よかったらフォローよろしくお願いいたします!
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