こんにちは。
フリーイラストレーターの熊谷ユカ(@kuma_yuka___)です。
- 人を描くのうまくなりたい!やっぱり人体構造の勉強したほうがいいのかなあ。
- 人体構造ってどうやって学べばいいの??
今回は、こんな悩みにこたえる記事です。
この記事を読むと、
- 人体構造の勉強はけっきょく必要なのか?
- 人体はどういう流れで描けばいいのか?
- 人体構造を勉強するのにおすすめの本やサイト
について知ることができます。
私も人体構造を学ぶようになってから、人の描き方が少しうまくなりました…!
なんとなく、体のバランスが良くなった気がしませんかね…。
人体構造の勉強はしたほうがいいのか
「人をうまく描くには、まずは人体構造の勉強!」
なんてよく聞きますよね。
実際、人体構造の勉強って、したほうがいいのでしょうか。
私の考えは、
絶対に勉強するべき!とは思わないけど、勉強したほうが後々効いてくる
です。
なんだかあいまいな物言いですみません…(笑)
しかし、一見遠回りに見える人体構造の勉強は、まわりまわってゆるぎない力になります。
なぜなら、すべてのイラスト(人のイラストに限る)は、本物の人体を土台に描かれているから。
例えば、リアルな人体とはかけ離れた印象の「萌え絵」や「デフォエルメ絵」なども、ベースはリアルな人体です。
つまり、人に関するイラストを描くには、やっぱり本物の人体構造を学ぶのが一番。
もちろん「絶対に人体構造の勉強をしろ!」というスタンスではありません。
人体構造の勉強をしなくても描けるよ~なんて人も中にはいますからね。
しかし、今の画力からレベルアップしたいなら、チャレンジしてみたらいいと思います。
人体構造の勉強におすすめのサイト・本
人体構造を学ぶうえで、おすすめのサイトと本をご紹介しますね。
サイト
人を描くのって楽しいね
人体構造の勉強をしたいなら、このサイト!
正直、このサイト以上に人体構造を丁寧&幅広く解説しているサイトはないと思います。
人体構造をはじめて学ぶなら、ぜひ活用してみてほしいサイトです。
本で読みたい人は、こんなのもあります。
本
2冊おすすめの本があります。
やさしい人物画
人体構造の勉強を本格的に本でやりたいなら、これです。
パッと見は「難しそう…」「なんだか古そう」と感じてしまいそうな本ですが、内容はしっかりしています。
人物の描き方などは少し古さもありますが、今の時代にも十分通じるものばかり。
特に、骨や筋肉、人体の比率などはかなり詳しく描かれています。
本の端々に書かれた作者の言葉もためになりますよ~。
『やさしい人物画』の具体的な使い方についてはこちらをどうぞ!↓↓
人体のデッサン技法
こちらは、「辞書」的な扱いで使ってほしい本です。
先ほど紹介した「やさしい人物画」をまずはじめに攻略し、そのあとわからないところは「人体のデッサン技法」で確認する…というかたちですね。
どちらを買うべきか?については、まずは「やさしい人物画」から買うのがおすすめ。
人体の基本の描き方
実際に、人体の基本の描き方を説明していきます。
大まかには3つのステップで描けますよ!
①「骨人形」を描く
はじめに、骨人形を描きます。
骨人形とは、イラストを描きやすいように適度にデフォルメされた骨です。
人体模型の骨みたいな「本物の骨」を描く必要はありません。
本物の骨を一から描いていると、いくら時間があっても足りないので…。
骨人形の描き方ですが、具体的には、「やさしい人物画」の30~32pあたりの骨人形を参考にすればいいと思います。
※著作権の関係上、英語版(著作権が切れているので)の画像をのせてます。
「人を描くのって楽しいね」でしたら、「全身の描き方2-1(プロポーションと骨格バランス)」の項目を見ましょう。
こんな感じで描きます。
今回は見やすいように、直立姿勢の骨人形を描きました。
まずは、この骨人形を何も見ずに描けるようにしてください。
この骨人形が、人体の土台です。
骨人形が描けたら、人体が描けたもほぼ同然!
②肉づけ
先ほど描いた骨人形に「肉づけ」していきます。
肉付けとは、文字通り筋肉などの肉をつけていくことです。
「やさしい人物画」だと、36~45Pあたりを参考にするとよさそうです。
ちなみに、48p~59pでは、もっとくわしい「筋肉の描き方」が載っていますが、ひとまずは簡単な筋肉から描いてみましょう。
「人を描くのって楽しいね」だと、「全身の描き方2-4(筋肉を理解する)」あたりを参考にするとよさそう。
実際に描いてみると、こんな感じですね。
先ほど描いた骨人形は水色で薄く表示しています。
どうでしょう。
だんだんと、人間らしくなってきましたよね(笑)
③整える
いらない線や最初に書いた骨人形を消し、イラストを整えていきます。
こんな感じになりました。
肉づけ具合で、キャラクターの印象がけっこう変わるような気がします。
今回みたいに、筋肉などをしっかり意識して描くと、リアル目の絵柄になります。
肉感を適度になくすと、アニメ系・萌え系の絵柄になるのかな?
今回は直立姿勢でしたが、他の難しそうなポーズも、実際には「骨人形を描く」、「肉づけする」、「整える」の3ステップで描けます。
とにかくたくさん描いて、慣れることから始めましょう!
まとめ
今回の内容を、さらっとまとめてみました。
さいごに
何事も「基礎」をおさえることは大事ですね。
初心者の方に特におすすめなのが、「本」から入ること。
最初に何かを勉強するときは、ネットより本のほうがいいんです。
なぜなら、本はネットと比べ、すでに情報が体系化されていて、私たち初心者にもわかりやすく書かれているから。
今回紹介した本は、1冊持っておくと資料としてもずっと使えるので便利です!
twitterでは、熊谷ユカの作品をアップするほか、イラストの描き方やブログのあれこれなどをつぶやいています。
イラストを定期的にupしていますので、よかったらフォローよろしくお願いいたします!
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