「絵を描くのが楽しくない…」いつの間にかそう思ってしまっているときに考えられる3つの原因と対処法

考え方

こんにちは。

フリーイラストレーターの熊谷ユカ(@kuma_yuka___)です。

  • 絵を描くのが楽しくない!
  • 描いても描いても全然うまくならないし、もう描きたくない…。
  • 昔はもっと楽しく絵を描けていたのに、最近は全く絵を楽しめない…。

今回は、こんな悩みにこたえる記事です。

絵を描くことは、基本的に楽しいことです(持論…)。

しかし、時には「なんだか楽しくない」という気持ちを感じてしまうときもありますよね。

ユカ
ユカ

わかります…。

この記事では、絵を描くのが楽しくなくなってしまう3つのパターンとその対処法についてお話していきます。

「最近絵を描くのが楽しくなくなってきた…」と感じている方は、ぜひ読んでみてください!

絵を描くのが楽しくなくなってしまう3つのパターン

それではさっそく、「どうして絵を描くのが楽しくなくなってしまうのか?」について話していきます。

おもなパターンを3つ選んでみました。

パターン①:「上達したい」という気持ちが先走っている

1つめは、「上達したい」という気持ちが先走っていることです。

「今よりも上手に描きたい」「画力をアップさせたい」などの、「上達したい」という気持ちが先走ると、絵を描くのが楽しくなくなってしまうことがあります。

なぜかというと、「上達したい」という気持ちが先走っている状態は、未来ばかり見て今をおろそかにしている状態だからです。

ユカ
ユカ

どういうことか、少し説明していきます。

絵の練習を「登山」に置き換えるとわかりやすいかもしれません。

「今よりも絵が上達した自分」が山の頂上だとします。

あなたはそこを目指し、山を登るわけですよね。

「上達したい」…つまり「早く頂上にたどり着きたい」という一心で、あなたは山を登ります。

しかし、ここで注目してほしいのは「道のり」なんです。

あなたが頂上を目指して一心不乱に山を登っているその「道のり」は、果たして楽しいものでしょうか。

「上達したい」という強すぎる向上心によって、「道のり」が苦行になってはいないでしょうか?

上達したいと思うことは、すばらしいことです。

向上心があるからこそ、絵はうまくなります。

しかし、上達したいという気持ちが先走ると、「今」という道のりを楽しむことができなくなってしまうことがあるのです。

パターン②:絵を人と比べている

2つめは、絵を人と比べていることです。

絵を人と比べると、絵を描くのが楽しくなくなってしまうことがあります。

「人と比べる」という行為からは、楽しさは生まれません。

なぜなら、人と何かを比べることに「終わり」はないからです。

それこそ、あなたがその分野で世界で1番にならなければ、ずっと満足できないことになってしまいます。

ツイッターのTLに、上手くてセンスのある絵が流れてきたりして落ち込む気持ち、よくわかります…。

しかし、人の絵と自分の絵を比べて落ち込むのは、はっきり言って時間の無駄ですし、モチベーションが下がる原因にもなります。

パターン③:自分に合わない描き方をしている

3つめは、自分に合わない描き方をしていることです。

あまりにも自分に合わない描き方をしていると、絵を描くのが楽しくなくなってしまうことがあります。

絵には様々な描き方がありますよね。

絵を描く対象物でも、「人なのか、動物なのか、はたまた風景なのか?」など様々な選択肢があります。

また、塗り方でも「アニメ塗り、水彩塗り、厚塗り、ブラシ塗り…etc.」など、様々な選択肢があるわけです。

絵を描くときは、様々な選択肢の中から自分の好きなもの、自分に合うものを自由に選ぶことができます。

一方、自分に合わない描き方を続けていると、絵を楽しめなくなってしまうことにつながります。

例えば、あなたがどうしても「自分は線画を描くのがどうしても好きじゃない」と思っているとしますよね。

なのに、線画を上手く描けるようになるために、毎日毎日練習を続けているとします。

もちろん練習すること自体は熱心でいいことですが、「楽しさ」の観点からみると、別の選択肢もあるのではないかという気がします。

つまり、線画を使わない絵の表現方法を試してみるのもいいんじゃないかな…?ということです。

パターン別対処法

ここまで、絵を描くのが楽しくなくなってしまう3つのおもなパターンについてお話してきました。

次は、3つのパターン別に、どうしたら絵を描くのが楽しくないという気持ちを和らげることができるか…?についてお話していきます!

パターン①(「上達したい」という気持ちが先走っている)の対処法

パターン①の対処法は、

とにかく「今」に集中すること

です。

ユカ
ユカ

どんなにすごい絵師さんも、「今」を丁寧に積み上げていったからこそ、素晴らしい絵を描けるようになったわけですからね…!

「今」に集中するためにおすすめの方法は、「時間を区切る」ことです。

30分~1時間でタイマーをセットし、その間は余計なことを考えず、描いている絵だけに向きあいます。

スマホも機内モードにし、気を散らすものは完全シャットアウトします。

そして、休憩するときはしっかり休憩!

「もっと上手く描かなくちゃ…」「上達しなくちゃ…」という気持ちは捨て、休憩している「今」に集中します。

パターン②(絵を人と比べている)の対処法

パターン②の対処法は、

SNS(twitterやInstagramなど)から一時的に離れること

です。

なぜなら、絵を人と比べてしまう原因は、かなりの割合でSNSであることが多いからです。

SNSは、うまく使えば絵の参考にもモチベーションアップにもなりますが、絵を描くのが楽しくないと感じてしまうときは逆効果になります。

どうしても自分の絵を人の絵と比べてしまうときは、SNSをシャットアウトして自分の絵に集中するのもアリだと思います

パターン③(自分に合わない描き方をしている)の対処法

パターン③の対象法は、

自分が楽しいと感じる描き方と楽しくないと感じる描き方を書きだしてみること

です。

今まで描いてきた中で、「これは楽しく描けた」「これは楽しく描けなかった」というものをノートなどに書きだします。

例えば、

  • 女の子を描くのは楽しかったけど、男の子を描くのは楽しくなかった
  • 色塗りは楽しいけど、あまり描きこみ量が多い塗り方は楽しくない
  • 細かくてごちゃごちゃした背景を描くのは楽しかったけど、人物を描くのは楽しくなかった

…などなど。

あなたが楽しいと感じる描き方は、あなたに合っている描き方です。

自分自身に合う描き方を追求して伸ばしていくのが、絵を描く楽しさを取り戻す1つの手段であると思います。

さいごに

今回は、絵を描くのが楽しくなくなってしまうのはなぜか?そんなときはどうすればいいのか?についてお話しました。

絵を描いていると、どうしても「楽しくない」という壁にぶつかることがあります。

私もそうです。

  • どうしてああいう風に描けないのかな…。
  • 思った通りにいかないな…。

…そんなふうに、いつの間にか絵を楽しめなくなっている自分に気が付いたことが何度もあります。

しかし、「楽しくない」状態は裏を返すと「それだけ絵に真剣である」ということなんですよね。

そんな風に何かに真剣になれる自分をまずは褒めて、余裕ができたら今回記事に書いた方法を少し試してみてくれればなあ…と思います✨

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