【イラスト】リアル系の目の描き方を6ステップでわかりやすく解説!

イラスト上達法

こんにちは。

フリーイラストレーターの熊谷ユカ(@kuma_yuka___)です。

  • アニメ風の目じゃなくて、少しリアルっぽい目を描けるようになりたい!
  • 完全にリアルな目じゃなくて、リアル系だけどしっかり綺麗でかわいい目を描きたい…!

今回は、こんな悩みにこたえる記事です。

最近は、リアル系の絵柄が流行ってきましたよね!

アニメ風のかわいらしい目ではなく、リアル系の少し大人っぽい目に挑戦してみたいという方も多いはず…!

…ということで、この記事では、リアル系の目の描き方を解説します。

ユカ
ユカ

私なりの描き方なので、参考までに読んでいただければ…と思います!

目のデフォルメ具合で印象が変わる

リアル系の目の描き方を説明する前に、デフォルメについてお話します。

デフォルメとは?

ある要素を強調、省略、簡略化したりすることです。

よく漫画やアニメなどで表現される目…いわゆる「デフォルメ目(現実には存在しないような目)」は、すべて「リアルな目」をもとに作られています

「リアルな目」とは、つまり人物デッサンで描くようなイメージの目ですね。

「リアルな目」の構造

「リアルな目」は、以下のような構造で成り立っています。

目の構造

まつ毛やハイライト、涙袋などの身近な言葉から、内眼角などの少し難しい言葉もありますね。

自分の目を観察してみても、実際に上のイラストのような構造をしているのがわかると思います。

様々なデフォルメ目

リアル系の目を含む「デフォルメ目」は、このような「リアルな目」の構造を、部分的に省略したり強調したりして作られます

下のイラストは、デフォルメの例です。

瞳やまつ毛を強調すると少女漫画風の目になり、まつ毛や虹彩などを省略すると少年漫画風の目になります。

また、一般的なアニメ風の目では、内眼角や涙袋、虹彩、粘膜は省略され、まつ毛やハイライト、瞳孔が強調される傾向にあります。

デフォルメの割合が多いほど、より漫画チックな目になるのがわかりますよね!

このように、どこをどうデフォルメするか?によって、目の印象を変えることができます

リアル系の目を描くには、デフォルメを少なめにする

ユカ
ユカ

今回お話しするのは、「リアル系の目」でしたよね!

結論から言うと、リアル系の目を描くには、デフォルメを少なめにするとよいです。

まったくデフォルメがないと、完全にリアルな目になってしまうので、適度にデフォルメするのがポイントです。

下のイラストは、リアル系の目の一例です。

こんなふうに、目頭や目じりなどを少し省略すると、リアルな印象を保ちつつ綺麗な印象をプラスすることができます

具体的なリアル系の目の描き方

それでは、「具体的にはどうやって描けばいいのか?」についてお話していきます。

ユカ
ユカ

大まかに、6つのステップで描くことができます!

ステップ1:リアルな目を簡単に描く

まずは、リアルな目を描きます

下のイラストのような感じで、簡単な目でOKです。

最初にリアルな目を描くことで、目全体の形をとることができます

ちなみに、ベースとなる目の形により最終的な目の印象が変わります

「自分はどんな印象の目を描きたいのか?」と考えて、ベースの目の形を描いていきましょう。

ステップ2:目頭と目じりを省略する

先ほど描いたリアルな目の「目頭」と「目じり」を省略します。

この2つの部分を省略することで、完全にリアルな目ではなく、ほどよくデフォルメの効いた目になります

また、目じりの一部分(イラストで示した部分)を少し残すと、イラストにメリハリが出ます。

ステップ3:まつ毛とアイラインを強調する

まつ毛とアイラインを強調していきます

この2つの部分を強調することで、目の印象を強めることができます

強調しすぎるとアニメ風の目になってしまうので、ほどよく強調するのがポイントです。

男性の目の場合は、まつ毛を少なめにするor描きません。

ステップ4:二重線と粘膜を描く

二重線と粘膜を描いていきます

この過程はお好みですが、この2つの部分を描くことで、リアル感が増します

ステップ5:下まつげを描く

下まつげを描いていきます

この過程もお好みですが、個人的に下まつげがあるほうが繊細さを演出できる気がします。

目のキワと下まつげの間は、少し隙間を開けるのがポイントです。(実際の目の構造上でもそうなっています。)

ステップ6:ディティールを加える

細かな部分を描きこんでいきます。

瞳の中にハイライトや虹彩、影などを加えたりしていきます。

この辺はお好みなので、自分の好みの描き方を追求してみると面白いです。

参考までに、ディティールの加え方の例です。

ディティールの加え方によって、印象がガラッと変わりますよね

補足

今回ご紹介した過程は6つでしたが、最低限ステップ3まで描けば、それなりに「リアル系の目」として成り立つと思います。

また、今回ご紹介した目の描き方は女性っぽい目でしたが、男性の目を描きたい場合は、

  • まつ毛を少なめにする(または描かない)
  • 横幅を広くする
  • 縦幅を狭くする
  • 瞳を小さめにする

…の4点を意識するといいですよ!

まとめ

今回の内容を、さらっとまとめてみました。

デフォルメについて
  • デフォルメ目はすべて「リアルな目」をベースに作られる
  • ベースとなる「リアルな目」のデフォルメ具合により、目の印象を変えることができる
  • 「リアル系の目」を描くには、デフォルメを控えめにするとよい
リアル系の目の描き方6ステップ
  • ステップ1:リアルな目を簡単に描く
  • ステップ2:目頭と目じりを省略する
  • ステップ3:まつ毛とアイラインを強調する
  • ステップ4:二重線と粘膜を描く
  • ステップ5:下まつげを描く
  • ステップ6:ディティールを加える

さいごに

「リアル系の目」の描き方、いかがでしたでしょうか。

ユカ
ユカ

わかりにくい部分があったら申し訳ありません…💦

下のイラストは、今回ご紹介した描き方をもとに制作しました。

線画
完成画

普段はあまりリアル系のイラストを描かないのですが、「リアル系の目」の美しさに惹かれて、思い切ってチャレンジしてみたイラストです…(笑)


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